弊社ではBIM/CIMといった用語が登場するはるか以前から3Dモデリングへの取り組みを行い、ノウハウを蓄積してまいりました。この蓄積されたノウハウで、土木分野・機械設備・文化財・建築・における三次元対応を支援いたします。

3Dモデリングの考え方は、BIMとして建築現場において取り入れられました。CIMは、基本的にBIMと同じ手法が土木分野においても採用されたものです。BIMから遅れること約3年、三次元モデルで設計を行う手法が土木にも採用され始めています。
CIMは、BIM同様に従来二次元の図面で表現していた情報を、三次元モデルとして表現するものです。BIMでは建物に関するデータが三次元モデルに含まれていましたが、CIMでは、道路や橋、空港、ダム、池、斜面といったものが対象になりますので、例えば土や水の体積や橋に使われている部材の干渉箇所を瞬時に割り出すといったことが可能になります。

3Dモデルのメリットとして特に大きいのが、「見える化」です。この見える化の効果はBIMより大きいものと考えます。なぜなら、BIMが扱うのは主にビルなどの建築物ですが、CIMでは前述の通り道路や橋やダムといった公共工事に関係するものが多いためです。施主や工事関係者だけではなく、見える化によって地域住民の方との意識の共有、分かりやすい説明をすることが容易になります。コンプライアンスやCSRへの関心の高まりなどに見受けられるように、事業に関して説明責任を果たし、透明性を保つことは全ての土木事業において非常に大きな課題であると言えます。このCIMをうまく活用することが事業の成否を分けるといっても過言ではありません。

3Dモデルは、従来の図面での表現では難しかったり、問題が起こりがちだった点をカバーしていることです。例えば、二次元の図面だと、一つの構造物を表すのに、平面図、断面図、展開図といった複数の図面が必要でした。しかし、3Dモデルとしてデータが保存されているため、そういった図面を1つのデータとして保有し、必要に応じて切り出すことができるのです。

また、複数の図面の間で起こりがちだった「図面の不整合」の問題も、データが三次元構造のモデル1つであるため起こりえません。更に、近年注目されている「見える化」も、3Dモデルが得意とするところです。複雑で専門性の高い図面の情報は、専門家以外が見ても完成像をイメージすることが難しく、関係者のコンセンサスを取ることが難しいという側面がありました。しかし、最初から3Dモデルを作成することで文字通り構造物を誰もが見える視覚的イメージとして伝えることができるため、施主を含めた関係者が意思疎通を図るのに大きく貢献します。

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